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【理系院生エンジニア】経験してわかった技術系転職の難しさと転職のコツ|理系は転職しやすいってほんと?

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理系は転職しやすい?転職市場で重宝される?

実際に転職活動して感じた「理系転職の難しい部分」と「理系転職のコツ」を記載していきます。

この記事では

実際に2回転職してわかった技術系転職の転職難易度についてまとめています。

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目次

理系転職の難易度は?

理系転職の難易度は?難易度は高くなく、理系転職は穴場

理系転職はコツさえつかめば、 「転職市場で重宝される人材」 なので「転職難易度は高くない」です。

理系の職種は専門性が高く、誰でも応募できるような求人ではないので、おのずと応募者は狭き門のふるいをかけられるため、競争率が低くなります。

しかも、理系はまだまだ転職する人が少ないため、理系の転職は穴場です。

大学の入試よりも大学院入試の方が難易度が低く、学歴ロンダリングが可能なように、理系は新卒採用よりも中途採用の方が難易度が低く、職歴ロンダリングが可能です。

でも、本当は中途採用で十分な実力・能力・経験があるにも関わらず「理系特有の事情で」転職がうまくいかない場合もあります。

理系転職には専門性が高いゆえの難しさがあると、私は実際に転職するときに感じました。

営業系のスキルが高く、プレゼンテーションが得意な方はこの限りではないかもしれません。

理系転職は情報が少ない

理系転職は情報が少ない。ハードルが高く感じるがそんなことはない

理系の院卒でメーカーの開発職の私ですが、専門職の転職活動を行って感じたのは「転職関連の情報の少なさ」です。

「技術の蓄積や短期間では技術者が育たない」といった職種のためか、ベンチャーは除くと、他の業種や職種と比較して転職する絶対数が少なく、そのため転職に関する情報は少ないです。

特にメーカーは大手筆頭に 「年功序列・終身雇用」 の古き良き日本企業が多いですからね。

その旧態依然な体制に嫌気の差したいわゆる”超ハイスペック”の意識高い系の方が、外資系やベンチャーに転職するような情報ばっかりで、理系転職に対するハードルが高い印象を受けます。

ですが、他の職種同様、今の悪い職場環境を変える「当然の権利」のための理系転職という手段をつかうことも実際は多いです。

わたしが前にいたブラックな職場、先輩20~30人くらいが、”まっとうな”働きからを求めて転職しました。

ブラックすぎないか…

理系の転職も増えている

理系の転職は増えている

最近は旧態依然のメーカー勤務者を含めて、理系の転職者も年々増加しています。

不況によるピラミッド構造の崩れ

不況のときの施策によって、企業の中では人材のピラミッド構造が崩れているケースが多々あります。

就職氷河期やリーマンショック後は企業は求人数を減らしたり、リストラを行った関係でで該当する年齢の人材が少ない企業が存在します。

特定の年齢層の人員が少ないのは、 企業の知識やスキルの継承の際に問題が生じます。

組織が崩れるのを防止するために、企業は中途採用で人員を補おうとします。

異種業界への参入

また、富士フイルムがはわかりやすい例ですが、異種業界への参入を検討している企業は多いです。

企業側、特に現場の上の人は「このまま現状維持だとシュリンクしてしまう、革新的な技術を生み出して市場を広げたい」と考えていることが多いです。

そのため、今後参入を検討している分野の専門性を持っている応募者は有利なのはもちろんのこと「自社の技術とシナジーを生み出せる可能性のある」と判断できる場合はことなる専門性でも大いに歓迎されます。

新人教育のコスト削減

さらに最近はコスト削減のために、研修や新人教育に時間をさける企業は多くはありません。

一番戦力になりづらい新人の期間を終了し、ビジネススキルの初歩を身につけて、一通りの業務を経験している二次新卒の転職の可能性は以前よりも大幅に高まってきています。

「理系求人」本当に欲しい人材を誰も把握していない

「理系求人」を理解していない、本当に必要とされている人材とは?

一方で「理系求人」の本当にほしい人材を採用する企業も提案する転職エージェントも理解できていない人が多い、もはや誰も把握していないんじゃない、と感じます。

理系採用に関わる方々の専門職への理解度は低い

理系採用に関わる方々の専門職への理解度は低い

理系エンジニアの転職…というか業務を理解、把握している人というのは、本当に少ないと感じます。

理系の研究内容は、理系同士でも他の学部のことは結構わからなかったり、知らないことがたくさんあります。大学院以上になれば、同じ学部でも研究室によって内容が全然ちがいます。

転職のプロである転職エージェントでも、転職希望者に支援を行う転職エージェントの担当も、営業であるメーカー担当も、理系の専門的な知識はなかなかわかっている方はいらっしゃらないように感じます。

下手をすると、採用を行っているメーカーの人事の方も自分の会社の採用を検討している部署がどんな技術の人材を必要としているか、理解していない場合もあって、どう説明すればいいのかたじろぐ場面も。

一方で、採用企業で技術面接を行う現場の担当はエンジニアであって、採用のプロではありません。技術のことはわかるけど、採用に関しては素人のため、なんとなくキャラクターで選んだりとカオスなこともあります。

誰も気付かず見落とされる求人への専門性のマッチング

誰も気付かず見落とされる求人への専門性のマッチング

残念ながら「採用する企業側」も「提案する転職エージェント」も理系の専門性の専門性を理解していないことがほとんどです。

理系転職は「専門性が高いため、企業の求人に応募者の専門性がマッチングした時に簡単に転職できる。なので、理系転職はかんたん」は半分正しくて半分間違いだと思います。

確かに「求人と自身の専門性がマッチングしたときに簡単に理系は転職できる」は正しいと思います。

でも「専門性が求人とマッチングしている」と判断できる人がおどろくほど少ないです。

求人に対する専門性のマッチングは企業の採用担当や転職エージェントが考えている以上にあります。

うわべでしか専門性を理解していない転職エージェントは企業の採用担当は、実はコアになる技術は同じなので、十分に転職できる素養を持っているにもかかわらず、マッチングしていることに気が付かなくて、せっかくの良求人を見落としていることが多いと感じました。

理系がカンタンに転職をするには

理系がかんたんに転職するには、専門性のマッチングを上手に伝えることが重要

専門性が高い理系がカンタンに転職するには、自分の専門性がいかに企業の求人にマッチしているかを丁寧に伝える必要があります。

応募先企業の業務での将来性を感じさせるように自身の専門性をアピールする

応募先企業の業務での将来性を感じさせるように自身の専門性をアピールする

「応募先の企業の求人、ポジションに必要な専門性」に対して「自分の有する専門性」がどう活かせるかを見つけて上手にアピールすることが、内定を得るため重要になってきます。

よくメーカーの開発職の求人には「●●の実務経験3年以上」といった記載がありますが、この条件を見て、すぐにその求人を諦めるのはもったいないです。

要綱はあくまでも箸にも棒にも掛からない応募者をふるい分けるためのものです。

直接的な実務経験がなくても、自分の経験やスキル、知識の根本が同一であれば、応募は可能ですし、内定を得ることもできます。

実際に私はインクを取り扱う仕事を行っていましたが、バッテリーの中の部材の求人で内定をいただくことができました。

なぜか?理由はインクに研究で使用する色素を分散させる知識がバッテリー内部の電解液中の最適化を行う開発の応用できるからです。

転職面接の際には、「自分の専門性は今回の求人のこういったところに応用可能だと考えています。そこで△△の専門的な知識や●●で得られた○○という経験を活かして、□□という開発を行っていきたい」というように自己アピールを行いました。

一見、求人と専門性に全くマッチングがないように見えても、求人の内容をよく要素分解して自分の専門性と照らし合わせることで、自分の専門性がマッチする求人が思ったよりたくさんあったりします。

マッチングした専門性はそのまま志望動機や転職理由になる

マッチングした専門性はそのまま志望動機や転職理由になる

また、求人にマッチングした専門性はそのまま説得力のある志望動機や転職理由になります。

理由はシンプルで「自分の○○という専門性を今回の求人の△△に活かしたいと考え御社を志望しました」ということができるからです。

志望動機と転職理由に一貫性が生じ、かつ企業が採用するメリットが論理的に説明できるため説得力が増します。

転職エージェントは精査して

理系転職は、専門性のマッチングを上手に企業側にアピールする必要があるため、あまりにも求人の提案力のない担当エージェントにあたってしまった場合は担当を変えてもらうのもひとつの手です。

話していて埒(らち)の明かない担当と話すのは時間のムダですしね。

わたしは「研究職なんですよね」といって現職と同じジャンルしか提案してこなかったエージェントさんとは疎遠になりました。

シュリンクする業界だったので、同一業種を提案されても先が見えなかったので…

個人的には、自身が技術職の経験がある[mietec-next]の担当エージェントさんは、技術の話がきちんと伝わって、実際に紹介される案件も異業界ながら自分のスキルが応用できる大手企業の良案件をいくつも紹介してもらえました。

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転職は「自分という商品」を売り込む場

転職は「自分という商品」を売り込む場

一般的に言われていることかと思いますが「転職は自分という商品を売り込む場」です。

採用は人間関係も考慮されるので、「自己主張が強いな」「覇気がないな」といった「なんとなくそりが合わない」と理由で落ちることもあります。

特に年齢が20代など低ければ低いほど、新卒採用のような「伸びしろ」という要素を考慮されるため、「ご縁」が関係してくることもあります。

ですが、専門性の高い理系の転職は、この「専門性」の訴求力が強いので、上手にプレゼンテーションすることで、一般人材よりも売りやすく高く売れる商品です。

まとめ:理系転職はコツをつかんでスマートに

理系転職はコツをつかんでスマートに

理系転職は企業も応募者も損をしている、と感じました。

企業と応募者をつなぐ転職エージェントも担当の良し悪しがあり、理系転職に精通している人は少ないです。

ぜひ自分で転職の主導権をにぎって、転職を成功してください。

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